YASDAを支えるコア技術

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安田技術者達の妥協なき挑戦

全回転域で高精度回転・高精度加エを実現 プリロード自己調整型スピンドル

従来の定位置予圧方式では、スピンドルの高速回転による発熱に伴って予圧が増加するため、初期予圧をごく少なくしておかなければならないという要求する機能に反する方法が取られました。
YASDAの開発したプリロード自己調整型高速スピンドル(MODEL:SA type)は、低速回転時には大きな予圧が与えられ、高速回転時にはベアリングの発熱量に応じて予圧が減少していくメカニズムになっており、低速域における重切削性と高速域における低発熱高精度回転を両立させています。
また、スピンドルはスピンドル駆動モーターとダイヤフラムカップリングによって同軸上で結合されており、全回転軸にわたる高精度な主軸回転を実現しています。これによって重切削加工、高硬度鋼高速切削加工、そして逆推力が生じるヘリカルエンドミルによる加工まで高精度に行うことができます。

 

機械精度を決定するガイドウェイ構造

工作機械のもつ固有精度とその精度を維持する耐久性能は、ガイドウェイによって決定されるといっても過言ではありません。YASDAはガイドウェイに耐久性の高い焼入れ鋼のソリッドスクウェアウェイを用いています。このガイドウェイは、単独で高精度に研削仕上げした後、ハンドラッピングでさらに高精度に仕上げ、メインコンポーネント(ベッド、ブリッジ、サドル)のガイドウェイ締結面にボルト締結されます。YASDAは高い真直度を得るため、このガイドウェイ締結面に入念なきさげを繰り返し行います。精密にきさげされたガイドウェイ締結面は厳密に真直度を測定され、その精度が確保されると、ガイドウェイが締結されます。そして、ガイドウェイ締結後再び真直度を精密に測定(オートコリメータによる)し、目標の精度が確保されるまで繰り返しこの作業が行われます。この工程は、機械に高い精度をつくり込むための重要なプロセスです。

 

安定した高精度加工を支えるパレットチャッキング機構

YASDAのパレットチャッキング機構は、高級鋳鉄を採用した厚さ120mmから175mmという剛性の高いパレットとYASDA伝統のチャッキングメカニズムで構成されています。このシステムはパレットとベーステーブルとの位置決めにカービックカップリングを採用し、円周上に圧力角30度をもったカービック歯がノーバックラッシュで噛み合うことで高い位置決め精度を生み出します。これにより、あたかもパレットとベーステーブルが一体構造化され、チャッキング剛性が非常に高く、振動の減衰性も高い機構になっています。またパレット交換時の繰り返し精度も高く、多パレット化による無人での長時間にわたる高精度加工を可能にしています。

機体の熱変形を抑制する機体温度制御装置

マシニングセンターを設置する工場環境は機体の精度に大きな影響を与えます。例えば、急激な室温の変化や室内の変化や室内上部と下部の温度差、天井や壁からの輻射熟などは機械を絶えず熱変形させ、その精度を左右させています。
工場環境が機体に与える影響を最小限にとどめるYASDAの機体温度制御装置は、メインコンポーネントに室温±0.2℃にコントロールした冷媒液を循環させ機体の急激な熱変形を防ぎ、常に安定した高精度加工を実現しています。 

 

さらに進化した高度なコントロールシステム「YASDA MiPS」

高い生産性と高度な自動化を実現する独創的なコントロールシステム「YASDA MiPS」は機械の日常点検を容易にする「メンテナンス教示機能」、機械の故障を発見し、故障箇所を画面表示する「自己診断機能」、工具管理や加工動力監視など加工や生産に関する管理をする「マネジメント機能」、さらに新しく加工支援機能を加え、より高度に機械制御を行います。また、これらの機能はネットワークにも対応しています。